【株式市場】日経平均は一時218円高まで上げ2月1来の高値に進む

株式

◆日経平均の終値は1万7862円21銭(194円06銭高)、TOPIXは1421.65ポイント(18.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億2666万株

チャート11 16日後場の東京株式市場は、夜に米鉱工業生産指数などが判明し、17日には安倍首相とトランプ氏の会談が予定されるため、円安基調が続くかどうか慎重な見方があり、野村ホールディングス<8604>(東1)がダレ模様になるなど、様子見ムードが漂った。日経平均は後場寄り後の218円29銭高(1万7886円44銭)を高値に横ばい小動きとなったが、終値では2月1日以来の1万7800円台となった。主な株価指数はそろって高い。

 後場は、機械商社の東京産業<8070>(東1)が一段高となり、安倍・トランプ会談を控えて米国のインフラ整備に関連する銘柄との見方などからストップ高。東映<9605>(東1)は14日発表の四半期決算などが好感されて続伸の戻り高値。フライトホールディングス<3753>(東2)は2件の技術特許など好感して連日急伸し、セキド<9878>(東2)はネットオークション企業との提携が好感されて連日急伸。Jストリーム<4308>(東マ)はネット動画にテレビ業界の進出が本格化とされてストップ高。ヒロセ通商<7185>(JQS)は為替相場の変動拡大が材料視されて高値更新。

 東証1部の出来高概算は27億2666万株(前引けは13億8768万株)、売買代金は2兆8561億円(同1兆3621億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1585(同1413)銘柄、値下がり銘柄数は314(同441)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率の大きい業種は、銀行、鉱業、倉庫・運輸、保険、パルプ・紙、その他製品、空運、輸送用機器、海運、情報・通信、などだった。

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