【注目銘柄】ハーバー研究所は下値固め完了して戻り試す、17年3月期第2四半期累計黒字化

注目銘柄

■上放れの動きを強める

 自然派化粧品のハーバー研究所<4925>(JQ)に注目したい。17年3月期第2四半期累計の連結業績は大幅増収で利益は黒字化した。通期も2桁増収増益予想である。株価は下値固めが完了して切り返しの動きを強めている。好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。

■通期も2桁増収増益予想

 11月10日発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績は、売上高が前年同期比17.3%増の72億52百万円、営業利益が5億75百万円(前年同期は3億14百万円の赤字)、経常利益が5億59百万円(同3億32百万円の赤字)、純利益が3億65百万円(同1億79百万円の赤字)で黒字化した。

 新規顧客が順調に増加して、基礎化粧品が同27.4%増収、メイクアップ化粧品が同35.7%増収と好調に推移した。利益面では増収効果に加えて、広告戦略の最適化によって広告宣伝・販売促進費が減少したことも寄与して黒字化した。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期比13.4%増の168億円、営業利益が同18.0%増の18億円、経常利益が同15.1%増の17億70百万円、純利益が同19.1%増の11億70百万円としている。通期でも好業績が期待される。

 株価は安値圏3200円近辺でのモミ合いから上放れの動きを強めている。11月11日には第2四半期累計の黒字化を好感して3450円まで上伸する場面があった。下値固めが完了して切り返す形だ。週足チャートで見ると、戻りを押さえていた13週移動平均線を突破し、さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る