ファンデリーの株価は今期第2四半期が増収増益であったことから高値圏で推移
- 2016/11/20 18:45
- 株式投資ニュース
■MFDの会員数は前年同期比3万3352人増と順調に増加
管理栄養士による健康食の宅配を行なうファンデリー<3137>(東マ)の株価は、今期第2四半期が増収増益であったことから高値圏で推移している。
第2四半期業績は、売上高15億54百万円(前年同期比19.0%増)、営業利益2億47百万円(同38.9%増)、経常利益2億54百万円(同46.6%増)、純利益1億60百万円(同37.9%増)と2ケタ増収大幅増益となった。
主力のMFD(メディカル・フード・デリバリー)事業の業績は、売上高14億52百万円(同18.8%増)、営業利益3億07百万円(同23.5%増)と順調であった。
一方のマーケティング事業は、売上高1億02百万円(同21.0%増)、営業利益74百万円(同33.0%増)と2ケタ増収大幅増益。
同社は、医療機関、調剤薬局に、同社のカタログミ「Mealtime(ミールタイム)」を1万8000カ所に配布し、顧客からの注文に応じて、同社が開発した健康弁当を宅配している。
MFDの会員数は、2016年3月期第2四半期16万994人であった。今期17年3月期第2四半期は19万4346人と3万3352人増と順調に増えている。
また、定期コースの会員数は、前期第2四半期6185人に対して、今期第2四半期は7088人と903名増となっている。
同社が宅配する弁当は、全て栄養士が開発した健康弁当で、顧客の血糖値、血圧等を勘案したうえでのカロリー計算に基づいたレシピであることから健康に不安のある人達に人気があり、年々売上が伸びている。
今期は、認知症、骨粗鬆症向けの新商品を開発している。また、KDDIを代表団体、同社を傘下団体として、経済産業省公募の実証事業に参加している。来年の3月に結果が出る。結果次第では、同社の業績拡大に貢献するものと予想される。
今期17年3月期業績予想は、売上高34億66百万円(前期比15.0%増)、営業利益5億67百万円(同13.3%増)、経常利益5億57百万円(同11.4%増)、純利益3億40百万円(同8.8%増)を見込んでいる。
弁当の宅配事業は他にも沢山あるが、同社のように栄養士による顧客の健康状況をカウンセリングしたうえで、カロリー計算された健康弁当を宅配する事業は他にはないことから、オンリーワン企業といえる。今後の事業拡大が期待される。