【株式市場】資源株など強く日経平均は前引けにかけて堅調転換
- 2016/11/22 12:18
- 今日のマーケット
◆日経平均の前引けは1万8112円43銭(6円41銭高)、TOPIXは1445.81ポイント(2.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億1911万株
■本日上場のWASHハウスは公開価格の41%高で初値
22日(火)前場の東京株式市場は、このところの急激な円安基調が一服し、自動車株などが軟調に始まり、日経平均も9時30分頃にかけて55円47銭安(1万8050円55銭)まで軟化する場面があった。ただ、ソニー<6758>(東1)などが強く、原油相場の反騰を映して石油・資源関連株が強い。日経平均も前引けは堅調で6円41銭高(1万8112円43銭)。5日続伸基調となった。主な株価指数では東証2部指数と日経JASDAQ平均が安い。
東京テアトル<9633>(東1)がアニメ映画「この世界の片隅に」大ヒットとされて急伸し、ボルテージ<3639>(東1)は人気コミック「花ざかりの君たちへ」原作の恋愛ドラマアプリ配信が好感されて急伸。東京ラヂエーター製造<7235>(東2)はカルソニックカンセイ<7248>(東1)に対する米投資ファンドKKRの買収報道が思惑視され急伸。ネットイヤーグループ<3622>(東マ)はIBMの人工知能「ワトソン」を駆使する事業への参加が好感されストップ高。日本サード・パーティ<2488>(JQS)は世界初のディープラーニング・スーパーコンピュータの保守サポート受託などが好感されて連日急伸。
22日上場のWASHハウス<6537>(東マ・売買単位100株)はコインランドリー「WASHハウス」のチェーン展開などを行い、公開価格は2300円。買い気配をセリ上げる始まりとなり、10時12分に公開価格を41%上回る3240円で初値がつき、3940円まで上げて前引けは3910円だった。
東証1部の出来高概算は10億1911万株、売買代金は1兆346億円。1部上場1988銘柄のうち、値上がり銘柄数は1072銘柄、値下がり銘柄数は738銘柄となった。