第一化成は売上高の79%を占める米社の子会社化など好感しストップ高

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■業務上の重複や非効率な面を一元化

 第一化成<4235>(JQS・売買単位100株)は24日、買い気配のままストップ高の717円(100円高)に張り付く相場となり、本日は10時30分担ってもまだ売買が成立しない状態が続いている。22日の夕方、米国の持分法適用関連会社の完全子会社化を発表。材料視されている。PER6倍、PBR0.9倍前後で割安感が強い水準のため材料に反応しやすいようだ。

 完全子会社化するのは、米国の高機能ポリウレタン合成皮革マーケティング会社、Ultrafabrics, LLC(米国ニューヨーク州タリータウン:Uf社)。

 発表によると、2016年3月期のUf社への販売は、当社売上高の78.8%にのぼり、また、Uf社の売上高は2011年以降、年間平均13.2%伸びている。現在は、製造開発を担当する当社と、販売・マーケティングを担当するUf社が、それぞれ独立した会社であるため、業務や在庫管理等に重複や非効率な面が存在するが、これを一元管理することで効率化を進めることができるという。

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