トヨタ自動車は1ドル113円台への円安進行の効果が見直され戻り高値

トヨタ 7203

■通期平均の為替前提は1ドル103円、1ユーロ114円

 トヨタ自動車<7203>(東1・売買単位100株)は25日、2日続けて戻り高値を更新する始まりとなり、取引開始後に6742円(154円高)をつけて今年2月以来の6700円台回復となった。円相場が昨日の夕方から1ドル113円台に入り、米国の大統領選でトランプ氏が当選した11月8日の同104円前後から10円近い円安進行となり、収益寄与が膨らむ期待が広がっている。

 同社の連結営業利益は対ドル1円の変動で200億円から300億円の増減になるとされる。先の第2四半期決算発表では下期の為替前提を見直し、通期平均を1ドル103円、1ユーロ114円として通期の予想営業利益を前期比40%減の1兆7000億円の見込みとした。

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