【株式市場】久々に円高となり日経平均は8日ぶりの反落模様だが東証マザーズ指数などは高い

株式

◆日経平均の前引けは1万8234円90銭(146円32銭安)、TOPIXは1459.13ポイント(5.40ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億999万株

チャート16 28日(月)前場の東京株式市場は、円相場が前週末夕方の1ドル113円台から円高に転換して同111円台に入ったことなどが影響し、ファナック<6954>(東1)などが反落して始まり、自動車株なども総じて軟調に推移。日経平均は前週末までの7日続伸から反落となり、11時頃に158円40銭安(1万8222円82銭)まで軟化した。大手銀行株は反発基調となったが、日経平均は前引けも146円32銭安(1万8234円90銭)となった。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 円高が逆風になった中で、建設株が道路の陥没補修などに期待とされて全体に堅調。キヤノン<7751>(東1)は未定だった12月期末の配当見込みを発表したことで安心感が広がり続伸基調となり、伊藤忠商事<8001>(東1)が年初来の高値など、大手商社が対ロ経済協力関連株人気などとされて堅調。日本金銭機械<6418>(東1)などのカジノ関連株も法案審議入りの期待再燃などから活況高。日本アジア投資<8518>(東1)は大ヒットのアニメ映画「君の名は。」の中国での興行権を出資先が保有とされて連日ストップ高。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>(東マ)はうつ病診断薬が材料視されて一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億999万株、売買代金は1兆1152億円。1部上場1989銘柄のうち、値上がり銘柄数は806銘柄、値下がり銘柄数は1052銘柄となった。

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