エービーシー・マートは冬物への期待が根強く4日続伸の戻り高値

株式市場 銘柄

■韓国でも200店舗近く展開しデモ拡大も思惑材料になる様子

 エービーシー・マート<2670>(東1・売買単位100株)は28日の後場も4日続伸基調を続け、13時40分にかけては6650円(90円高)前後で戻り高値を更新している。靴の大手で、11月としては54年ぶりに発生した首都圏での降雪を受け、冬物の売れ行きが注目されている。11月24日からは「冬が来る。それがどうした!」とのキャッチコピーの新テレビCMを開始。シーズン本番を前に期待は強いようだ。

 また、同社はグループ約1100店舗のうち200店舗近くを韓国で展開する。この点と大統領側近による不祥事に対するデモの拡大とを関連づけ、冬物シューズの売れ行きを思惑視する様子もあるという。

 第2四半期決算(1~8月)は10月5日に発表し、2月通期の業績予想を一部減額修正。このため、株価は10月11日にかけて6150円まで下押したが、その後はダブルボトム(2点底)を形成して出直りが続いている。上値メドとしては、テクニカル的な「窓(まど)埋め」の水準になる6930円から7000円どころとの見方もある。

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