日本エスコンが「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」など好感し急伸

株式市場 銘柄

■東証1部上場の記念配当も発表し「累進的配当政策」を開始

 分譲マンションなどの日本エスコン<8892>(東1・売買単位100株)は30日、急伸の始まりとなり、取引開始後に9.5%高の367円(32円高)まで上げ、8月7日以来、約4ヵ月ぶりに360円台を回復した。29日の取引終了後、記念配当と「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」とする配当政策を発表。注目されている。

 記念配当は、2016年6月の東証1部昇格を記念し、今12月期の期末配当に2円を加えて14円の見込みとした。中間配当は行っておらず、前12月期の実績は8円。

 また、減配なしの配当政策(累進的配当政策の導入)は、1株当たりの配当額を前年度の1株当たり配当額(DPS)を下限とし、原則として減配なし、配当維持もしくは増配のみとする配当政策。16年12月期を到達年度とする中期計画では、最終年度での配当性向25.0%以上を目標とし、「平成29年12月期以降においては、上記記載の基本方針のもと、さらなる株主様への安定した還元を実現すべく、配当性向目標は設定せず、第2次中期経営計画期間内(平成29年度~平成31年度)のDPSについては、累進的配当政策を導入することを決議した」と発表。好感されている。 

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