アイリッジが飛騨信用組合向けの電子地域通貨など好感され12%高

株式市場 銘柄

■フィンテックソリューションによる地方創生の取り組み拡大に期待広がる

 スマートフォンでのマーケティングソリューションなどを展開するアイリッジ<3917>(東マ・売買単位100株)は12月1日の前場、12%高の3800円(405円高)まで上げて出来高も急増した。11月30日、同社のフィンテックソリューションを活用した地方創生の取り組みとして、飛騨信用組合(岐阜県高山市:ひだしん)がスマートフォンアプリを活用した電子地域通貨のプラットフォームを導入すると発表。電子地域通貨は、金融機関としては初めての取り組みになるため期待と注目が集まった。

 金融機関による地域通貨の電子化は業界で初めて。発表によると、このプラットフォームはブロックチェーン技術を活用し、セキュリティを確保しながら、システム投資コストの低減を可能とする利便性の高い金融サービスを実現する。第一弾として来春、飛騨信用組合の職員を対象とし、「さるぼぼ倶楽部コイン(仮称)」を導入し、商用化に向けた実証実験を行う。本実証実験を経て来夏の実現を目指すとした。

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