【編集長の視点】竹本容器は3Qの高利益進捗率業績を見直し通期業績上ぶれ着地を催促して5連騰

編集長の視点

 竹本容器<4248>(東2)は、12円高の2102円と5日続伸して始まり、11月17日につけた年初来高値2155円に肉薄している。今年11月11日に発表した今12月期1月~9月期(第3四半期、3Q)業績が、増収増益で着地し12月通期業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに、通期業績の上ぶれを催促する割安株買いが増勢となっている。今期業績は、すでに今年8月に1月~6月期(第2四半期、2Q)累計業績を上方修正しており、また昨年11月には前2015年12月通期業績も、3Qの高利益進捗率業績から上方修正して期末配当も増配した実績も加わり、期待を強めている。

■3Q利益進捗率は通期対比で89%~92%と目安の75%を大きく上回る

 3Q業績は、売り上げ96億8600万円(前年同期比6.2%増)、営業利益10億7700万円(同8.7%増)、経常利益10億8800万円(同9.1%増)、純利益7億2000万円(同7.8%増)と続伸し、12月通期業績に対する利益進捗率は、89.6%~92.2%と目安の75%を大きく上回った。中国の人民元が、前期の1人民元=19.23円から同16.48円と円高で推移したため中国向けの売り上げは伸び悩んだが、国内では自社製品のスタンダードボトルの積極営業提案を展開、9月末のスタンダードボトル用金型数が2998型に増加、化粧・美容分野向けの売り上げが、前年同期比12.8%増、食品・健康食品分野向けも、同20.8%増と伸びたことなどが寄与した。

 今12月期通期業績は、3Qの高利益進捗率業績にもかかわらず、今年11月7日に岡山新事業所が生産を開始し、大阪ブロー工場からの移転費用が発生するために今年8月の修正予想を据え置いている。売り上げを127億8800万円(前期比4.6%増)、営業利益を12億200万円(同3.9%減)、経常利益を11億8600万円(同7.0%減)、純利益を7億8100万円(同5.6%減)と増収・減益と見込んでいる。この減益転換予想は、前期の国内固定資産の減価償却方法変更による費用低減効果2億1300万円が一巡するためで、今期3Q業績の高利益進捗率からも増益転換は有力で、前期の過去最高純利益8億2700万円を連続更新する可能性も強まる。

■25日線での値固めは最終を示唆し年初来高値抜けから最高値を目指す

 株価は、今期業績の減益転換予想が響いてつけた年初来安値1356円から岡山事業所の建設、今期第1四半期の好決算、2Q累計業績の上方修正などで水準を上げ、3Qの高利益進捗率業績発表で年初来高値2155円まで進み、足元では25日移動線水準での値固めに煮詰まり感を強めている。PERは15倍台となお割り負けており、年初来高値抜けから昨年8月につけた上場来高値2344円奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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