【株式市場】中国やインド株の下げ見て日経平均も下げるがゲーム株など強い

◆日経平均の終値は1万7606円22銭(189円51銭安)、TOPIXは1413.58ポイント(16.34ポイント安)、出来高概算(東証1部)は24億1307万株

チャート5 29日後場の東京株式市場は、中盤まで日経平均が80円安の1万7700円台で推移していたが、13時30分に第3四半期決算を発表した新日鐵住金<5401>(東1)が一時的に上げた程度で再び軟化したほか、香港株に続いてインド株も安いと言われて様子見気分が広がり、日経平均は14時前から次第安となって一時220円63銭安(1万7575円10銭)まで下げる場面があった。前場は高かった東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟化し反落となった。

 ただ、昨日第3四半期決算を発表したルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)などは後場も堅調に推移し、同時に自社株買いも発表した富士フイルムホールディングス<4901>(東1)も堅調持続し、青山商事<8219>(東1)はストップ高。業績予想を増額修正したコロプラ<3668>(東1)も活況高を継続し、連想が働いてガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(JQS)なども高い。

 スカイマーク<9204>(東1)は民生法の申請を受けてストップ安売り気配の237円(80円安)で推移し、大引けでストップ安。一方、大株主のエイチ・アイ・エス<9603>(東1)は5円高と意外に底堅かった。

 東証1部の出来高概算は24億1307万株(前引けは11億5073万株)、売買代金は2兆4827億円(同1兆1276億円)。1部上場1863銘柄のうち、値上がり銘柄数は420(同671)銘柄、値下がり銘柄数は1357(同1032)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は3業種(前引けは12業種)となり、値上がりした業種は、空運、医薬品、小売り。一方、下落率の小さい業種は、精密機器、非鉄金属、倉庫・運輸、電力・ガス、ゴム製品、陸運、パルプ・紙、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る