【チャートでみる株価】高島は安値圏ボックスから上放れの動きを強める

■基調転換して戻りを試す展開へ

 建材・産業資材関連商社の高島<8007>(東1)は、17年3月期は減益予想だが、第2四半期累計は売上総利益率改善などで計画超だった。通期も増額期待が高まる。

 日足チャートは安値圏150円~190円近辺のボックスレンジから上放れの動きを強めている。12月8日は194円まで上伸した。週足チャートで見ると52週移動平均線を突破して水準を切り上げる動きだ。そして13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じた。17年3月期減益予想の織り込みが完了した形であり、基調転換して戻りを試す展開が期待される。

 17年3月期連結業績予想は売上高が16年3月期比1.3%減の900億円、営業利益が同17.1%減の14億円、経常利益が同25.9%減の13億円、純利益が同6.5%減の10億50百万円としている。

 第2四半期累計は前年同期比減収減益だったが、売上総利益率改善や子会社化した小野産業の収益寄与などで計画を大幅に上回った。通期予想は太陽エネルギー関連市場の需要減速を考慮して据え置いたが、通期予想にも増額期待が高まる。

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