出光興産は3日続けて年初来の高値、有機EL工場の製造能力増強など好感

株式市場 銘柄

■信用売り残がいぜん圧倒的に多く買い残の約13倍に膨れている点も注視

 出光興産<5019>(東1・売買単位100株)は9日も上値を追う展開になり、10時を過ぎては4%高の3100円(128円高)をつけて4日続伸基調。うち3日続けて年初来の高値を更新している。7日付で、韓国の有機EL工場の製造能力増強および評価装置の増設を発表。期待が強まった。

 このところは、OPEC(石油輸出国機構)総会での約8年ぶりの原油減産合意と、これを受けた原油市況の回復が材料視され、11月末の2588円からでも約500円の値上がり(約20%高)となってきた。また、信用売り残がいぜん圧倒的に多く、買い残の約13倍に膨れたまま高値を更新しているため、どこかの段階で買い戻しが増加し始め、株高に拍車をかける展開に発展するとの見方が出ている。

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