アイリッジの7月期第1四半期業績は大型案件が寄与し、大幅増益で着地

■popinfoの利用ユーザー数は5100万ユーザー超

 アイリッジ<3917>(東マ)は9日、17年7月期第1四半期業績を発表した。

 売上高は大型のアプリ開発・リリース案件が増収に寄与し、3億75百万円(前年同期比63.5%増となった。利益面は、増収効果及び内製化による原価率改善で、営業利益は65百万円(同6.4倍)、経常利益は65百万円(同6.4倍)、四半期純利益は46百万円(同9.0倍)となった。第2四半期業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高58.6%、営業利益171.1%、経常利益171.1%、四半期純利益177.0%と利益面は既に上期予想値を上回った。

 popinfoを搭載したスマートフォンアプリの利用ユーザー数は、16年11月に5100万ユーザーを超え、順調に推移している。

 サービス別売上高の月額報酬は、新規アプリのリリースや、継続取引先のユーザー数の拡大により、前年同期比65.2%増の1億3百万円。アプリ開発・コンサル等は、大型案件が寄与し同62.8%増の2億71百万円だった。

 同社は、今後、新規サービスなどの取り組みを強化する方針であり、それに係る人件費等の開発コストが増加する見込みのため、通期予想を据置き、17年7月期見通しの売上高を16億円(前期比30.1%増)、営業利益を2億円(同46.1%増)、経常利益を2億円(同45.5%増)、純利益を1億38百万円(同49.7%増)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る