川上塗料が10%高など対ロ経済協力関連銘柄が軒並み高い
- 2016/12/12 10:27
- 株式投資ニュース
■安倍・プーチン会談を前に蛇の目ミシン、兵機海運やニトリHDなど注目される
川上塗料<4616>(東2・売買単位千株)は12日、取引開始後に10%高の325円(31円高)まで上げて出直りを強め、10時にかけても6%高前後で推移。東証2部銘柄の値上がり率5位前後に進んでいる。かつて、ロシアの天然ガスパイプライン用に塗料を納入した実績があるとされ、12月15日の安倍首相とプーチン大統領の会談に向けて期待や思惑が再燃したようだ。
今回の安倍・プーチン会談では、事前に日本側が8項目の経済協力を提案したところ、ロシア側は協力内容を細分化・具体化してシベリア鉄道の北海道延伸やガスパイプラインの延長など68案件を提案したと伝えられている。
対ロ経済協力関連銘柄としては、ロシアとの航路に実績のある兵機海運<9362>(東2)、新潟港が地盤のリンコーコーポレーション<9355>(東2)、ロシア向けに実績のある蛇の目ミシン工業<6445>(東1)、三菱自動車<7211>(東1)、やまびこ<6250>(東1)、北海道経済とも密接なニトリホールディングス<9843>(東1)、などが挙げられており、今朝は軒並み高くなっている。