【株式市場】出遅れ株の水準訂正が強まり先駆株は一服だが日経平均は年初来の高値を連日更新

株式

◆日経平均の終値は1万9142円82銭(146円45銭高)、TOPIXは1528.43ポイント(3.07ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億5896万株

チャート1 12日後場の東京株式市場は、朝方強かった大手銀行株の前引け値が軒並み小幅安になったことなどが気にされて様子見気分が出始め、11月以降、日経平均の上昇と逆行するように下げてきた雪印メグミルク<2270>(東1)キユーピー<2809>(東1)などの上げが目立ったため出遅れ株に軸足が移る雰囲気になり、日経平均は2015年12月30日以来の1万9000円台に進んだが、100円高(1万9100円)前後で一進一退となった。主な株価指数はそろって高い。

 後場は、朝高の資源株に値を消す銘柄が増え、代わってキッコーマン<2801>(東1)ニチレイ<2871>(東1)が一段ジリ高など、このところ相場に乗り切れてこなかった銘柄の逆襲が活発になった。川上塗料<4616>(東2)は対ロ経済協力銘柄として一段強張り、CYBERDYNE<7779>(東マ)は米社との提携が好感されて出直り拡大。日本一ソフトウェア<3851>(JQS)ソニー<6758>(東1)グループとのスマートフォン向け新ゲームアプリ制作などが好感されて3日連続ストップ高の15.9%高。

 東証1部の出来高概算は29億5550万株(前引けは15億5896万株)、売買代金は3兆3144億円(同1兆6490億円)。1部上場1997銘柄のうち、値上がり銘柄数は1119(同968)銘柄、値下がり銘柄数は773(同924)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、食料品、水産・農林、サービス、小売り、医薬品、陸運、情報・通信、電力・ガス、鉱業、空運、精密機器、などとなった。

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