日立化成はCS証券の目標株価や生産能力4倍報道を好感し高値更新

株式市場 銘柄

■信用売り残が高水準のまま株価が強く買い戻しの増加に期待する様子も

 日立化成工業<4217>(東1・売買単位100株)は14日、取引開始後に2875円(51円高)まで上げ、2日ぶりに年初来の高値を更新した。クレディ・スイス(CS)証券が目標株価を2600円から3380円に引き上げたと伝えられているほか、同日付の日本経済新聞朝刊が「今後5年間で100億円を投じ、リチウムイオン電池の主要部材である『負極材』の生産能力を4倍にする」と伝え、期待が強まった。

 信用売り残がいぜん高水準で、直近は買い残の2.3倍に達している。株価がこのまま強い展開を続ける場合、どこかの段階で買い戻しが増加することになり、その場合の潜在的な買い戻しエネルギーは膨大だとして注目する様子がある。

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