【中期経営計画と株価】日本アジアグループの中期経営計画はROE12%以上目標

中期経営計画と株価

【成長への道筋・中期経営計画を探る】

■基調転換して戻り試す、0.4倍近辺の低PBRも見直し

 日本アジアグループ<3751>(東1)は空間情報コンサルティング事業、グリーンエネルギー事業、ファイナンシャルサービス事業を展開している。12月8日には台湾サイノテック社との環境・防災・自然エネルギー分野における協業の覚書締結を発表した。17年3月期は先行投資負担で営業減益予想だが、特別損失が一巡して最終増益予想である。株価は基調転換を確認した形だ。景気対策関連、防災関連、再生可能エネルギー関連であり、0.4倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。

 中期経営計画では、16年度~20年度を「成長DNA醸成ステージ」と位置づけ、経営目標値として20年度売上高1400億円~1600億円、営業利益110億円~130億円、ROE12%以上を掲げている。

 成長領域である「G空間×ICT」「まちづくり」「気候変動対策」分野への取り組みを強化する方針だ。財務面ではROE向上に向けて総資産利益率の向上および財務レバレッジ効果の追求を推進する。

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