【株式市場】今夜にも米利上げとされ様子見相場だが日経平均は小幅高となり7日続伸

株式

■新規上場のキャリアインデックスは公開価格の1.5%高で初値つく

◆日経平均の終値は1万9253円61銭(3円09銭高)、TOPIXは1538.69ポイント(1.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億6342万株

チャート1 14日後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合であるFOMC(連邦公開市場委員会)による利上げの可否が日本時間の15日未明にも判明するとあって円相場に不透明感があり、主力株の動きが鈍った。ただ、ソフトバンクグループ<9984>(東1)が13時前から一段ジリ高となり、この1銘柄で日経平均を10円から20円押し上げる働きをみせたため、日経平均は一時33円76銭高(1万9284円28銭)まで上げて2日ぶりに年初来の高値に進んだ。大引けも3円09銭高まで上げて7日続伸。主な株価指数ではTOPIXなどが安く、東証2部指数は堅調。

 後場は、日本電産<6594>(東1)が米カラ売りファンドのリポートによって13日に一時下げた分を取り戻す動きになり後場一段ジリ高。東京個別指導学院<4745>(東1)は最高益基調で米FOMCの結果に左右されにくいとされて後場一段高。日本パワーファスニング<5950>(東1)は東京五輪に向けた電線地中化関連の人気再燃とされて後場一段高。CRIミドルウェア<3698>(東マ)は連続最高益の見込みで来年はVR(仮想現実)本価格化の年と期待が強まり一段ジリ高。トレイダーズホールディングス<8704>(JQS)はビットコイン仲介への進出などが好感されて急伸。

 14日、新規上場となったキャリアインデックス<6538>(東マ・売買単位100株)は転職サイト「キャリアインデックス」の運営などを行い、朝の取引開始と同時に公開価格6060円を1.5%上回る6150円で売買が成立し初値がついた。高値は前場の6210円、大引けは5190円。

 東証1部の出来高概算は20億4511万株(前引けは9億6342万株)、売買代金は2兆5448億円(同1兆1290億円)。1部上場1998銘柄のうち、値上がり銘柄数は695(同551)銘柄、値下がり銘柄数は1165(同1311)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は12業種(前引けは10業種)となり、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、情報・通信、精密機器、電力・ガス、証券・商品先物、電気機器、ガラス・土石、サービス、などだった。

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