安永はリチウムイオン電池素材の大相場再現に期待強まり値上がり率1位

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■11月中旬から12月初にかけての急騰局面では半月で7倍強の暴騰

 エンジン部品や環境危機などの安永<7271>(東1・売買単位100株)は15日、取引開始後に15%高の2520円(326円高)まで上げて大幅続伸となり、9時20分にかけては上場投信を除いて東証1部の値上がり率1位となっている。11月中旬から12月初にかけてリチウムイオン電池素材に関する新技術開発などが材料視されて急騰。直近は、14日に日立化成工業<4217>(東1)がリチウムイオン電池素材を大幅増産と伝えられ、先の大相場の再来に期待が強まり連想買いを招いたとの見方が出ている。

 PERは300倍を超えるため割高だが、チャート妙味は強いようだ。11月中旬から12月初にかけての急騰局面では500円台前半から半月で3750円まで7倍強の暴騰となった。その後は調整に転じていたが、暴騰幅の半値押しは3300円前後、3分の2押しは1630円前後になり、このところは3分の2押しの随順で下げ止まっていたため、ムリのない調整、健全な調整との見方が出ていた。

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