【株式市場】日経平均は後場一時軟化するが8日続伸し2日続けて高値更新

株式

■新規上場のMS-JAPANは公開価格の5.7%高で初値つき好調

◆日経平均の終値は1万9273円79銭(20円18銭高)、TOPIXは1542.72ポイント(4.03ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億2463万株

チャート11 15日後場の東京株式市場は、正午頃から円安基調が鈍化したため取引開始後は様子見気分が漂い、日経平均は13時頃に一時61円01銭安(1万9192円60銭)まで軟化した。しかし、富士フイルムホールディングス<4901>(東1)が一段ジリ高となるなど個別に強い銘柄が少なくなく、日経平均は程なく堅調に転じて強もみ合いを続け、小幅高だが8日続伸となり、2日続けて年初来の高値を更新した。主な株価指数では東証マザーズ指数が小安い。

 後場は、材料株物色の色彩が強まり、パイオラックス<5988>(東1)は日産グループ向けが多いことなどが言われて活況高。ファーストロジック<6037>(東1)は四半期決算が好感されてストップ高。コメ兵<2780>(東2)はカジノ解禁の裏の面を象徴する銘柄との見方があり活況高。リファインバース<6531>(東マ)は原油高効果などが言われてストップ高。フライングガーデン<3317>(JQS)は月次動向が好調との見方が言われ5月以来の1000円台回復。

 15日、新規上場となったMS-JAPAN<6539>(東マ・売買単位100株)は企業エグゼクティブに特化した人材紹介などを行い、9時13分に公開価格2080円を5.7%上回る2200円で売買が成立し初値がついた。高値は13時過ぎの2295円、大引けは2140円。

 東証1部の出来高概算は23億2463万株(同12億1793万株)、売買代金は2兆8103億円(同1兆3652億円)。1部上場1998銘柄のうち、値上がり銘柄数は1115(同880)銘柄、値下がり銘柄数は745(同981)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は21業種(前引けは12業種)となり、値上がり率上位の業種は、海運、輸送用機器、精密機器、小売り、倉庫・運輸、ガラス・土石、金属製品、銀行、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る