【銘柄フラッシュ】マーキュリアインベストメントが急伸しシンシアがストップ高など直近上場株が強い

銘柄

■本日上場の2銘柄は日本モーゲージサービスがストップ高

 19日は、アステラス製薬<4503>(東1)が後場一段ジリ高の2.2%高、科研製薬<4521>(東1)も同じく3.0%高などと医薬品株が全般堅調になり、日経平均が前売買日までで9日続伸とあって過熱感を冷ます間はディフェンシブセクターの銘柄でとされた。中外製薬<4519>(東1)は抗インフルエンザ薬「タミフル」の一部を新生児・乳児向け用法・容量追加の承認申請を行ったとの発表が好感されて1.1%高。また、味の素<2802>(東1)も後場一段ジリ高となって1.3%高。ハウス食品<2810>(東1)も同じく1.4%高など食品株にも強い銘柄が増えた。

 東証1部の値上がり率1位はAGS<3648>(東1)の16.7%高となり埼玉県ウーマノミクス課が高校で行うキャリア教育に参画とされて年初来の高値。2位は神戸物産<3038>(東1)の12.3%高となり15日発表の10月決算や今期の予想が好感されて年初来の高値。3位はヤーマン<6630>(東1)の9.5%高となり業績の一段上ぶれ期待などが再燃とされて年初来の高値に顔合わせ。

 オープンドア<3926>(東1)は国際的な宿泊・旅行サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」との連携発表が好感されて6.5%高。タカラトミー<7867>(東1)は「ベイブレード」をコンセプトとする大人向けの催しやクリスマス・年末年始商戦への期待が言われて6.2%高。日本アジアグループ<3751>(東1)は19日付で持株傘下の国際航業と日水コン(東京都新宿区)の提携を発表し5.7%高。

 本日は2銘柄が新規上場となり、船場(せんば)<6540>(東2・売買単位100株)は9時12分に公開価格1290円を8%下回る1193円で初値がつき、高値は前場の1202円、終値は1060円となった。もう1銘柄の日本モーゲージサービス<7192>(JQS・売買単位100株)は10時12分に公開価格2010円を40%上回る2810円で初値がつき、高値は後場ストップ高まで上げて3310円、終値も3310円で高値引けとなった。

 上場2日目のシンシア<7782>(東マ)はストップ高の22.4%高となり高値を更新。上場3日目のMSーJapan<6539>(東マ)もストップ高の20.9%高となり高値を更新。

 マーキュリアインベストメント<7190>(東2)は12月末現在の株主を対象とする株式3分割の発表が好感されて急伸しストップ高の20.8%高。あじかん<2907>(東2)は業績拡大に加えおせち料理の需要が旺盛との見方があり11.4%高となり高値更。

 SOMPOケアメッセージ<2400>(JQS)は1株3500円で損保ジャパンなどのSOMPOホールディングス<8630>(東1)がTOB(公開買付)のためストップ高の21.0%高。ヒューマンホールディングス<2415>(JQS)は建設業界の繁忙を受けて人材紹介好調とされ12.7%高。極楽湯<2340>(JQS)は上海でのフランチャイズ拡大などが好感されてストップ高の17.8%高となった。

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