【銘柄フラッシュ】富士通コンポーネントなど急伸し新規上場3銘柄はすべて実質ストップ高

株式市場 銘柄

 21日は、東証1部の値上がり率1位がパナホーム<1924>(東1)の13.2%高となり、2位もパナソニックデバイスSUNX<6860>(東1)の10.5%高。ともに20日の夕方、パナソニック<6752>(東1)の完全子会社になると発表したことが材料視された。ただ、肝心のパナソニックは大引け1.7%安となり4日続落。

 同じく3位のアドバンテスト<6857>(東1)野村ホールディングス<8604>(東1)の野村證券が投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価も1330円から2503円に引き上げたと伝えられて8.0%高となり高値を更新。クスリのアオキホールディングス<3549>(東1)は北陸新幹線の延伸ルート決定や証券会社の投資判断などを材料に一段ジリ高の5.8%高。オカダアイヨン<6294>(東1)は米トランプ氏の積極財政路線に期待再燃とされて6.6%高となり高値を更新。

 21日は3銘柄が新規上場となり、グレイステクノロジー<6541>(東マ・売買単位100株)は前場買い気配のまま初値がつかず、後場14時16分に公開価格3100円の2.3倍の7130円(気配値のまま上がる場合の本日上限)で初値がついた。高値は7250円、終値は5650円。セグエグループ<3968>(JQS・売買単位100株)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限の3910円で買い気配(公開価格1700円の2.3倍)。イノベーション<3970>(東マ・売買単位100株)も初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限の6380円で買い気配(公開価格2770円の2.3倍)。

 富士通コンポーネント<6719>(東2)は高機能のリレー(接断器)開発との報道などが言われてストップ高の24.3%高。攝津製油<2611>(東2)は「殺ノロウイルス組成物」が言われて10.2%高の急伸。丸尾カルシウム<4102>(東2)は20日夜のTV番組でカルシウムを摂取すると高血圧が緩和されると放送されたことが思惑を呼んだとされ2.5%高。

 JIG-SAW(ジグソー)<3914>(東マ)はIoT関連データなどでセゾン情報システムズ<9640>(JQS)との連携などが好感されて11.7%高の急伸。インソース<6198>(東マ)プロネクサス<7893>(東1)との提携などが好感されて9.4%高。デジタルデザイン<4764>(JQS)は兵庫県警サイバー犯罪対策課などで講演したことがあるとされ、来年度予算でのサイバー攻撃対策費の増額期待などが言われてストップ高の15.8%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る