【株式市場】3連休やクリスマス休暇前のポジション調整が気にされ日経平均は2日続落

株式

■本日上場のエイトレッド、フォーライフは公開価格を大きく上回る

◆日経平均の終値は1万9427円67銭(16円82銭安)、TOPIXは1543.82ポイント(1.12ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億7138万株

 22日後場の東京株式市場は、3連休や欧米のクリスマス休暇を控えたポジション調整売りの懸念が漂い、材料株を個別に物色する以外は見送りムードの展開になった。日経平均は前場の安値116円98銭安(1万9327円51銭)を割らなかったが軟調なまま一進一退を続け、大引けにかけては持ち直したが2日続落。主な株価指数も総じて安い。

 後場は、ティアック<6803>(東1)が「iPhone」「iPad」対応の新製品などを材料に急動意となり、美容家電のヤーマン<6630>(東1)は好業績が見直されて一段ジリ高。インタートレード<3747>(東2)は社長保有株の一部をジャパンインベストメントアドバイザー<7172>(東マ)に譲渡とされて思惑が強まり急伸。ALBERT(アルベルト)<3906>(東マ)は引き続き人工知能の接客システムなどが好感されて急伸。デジタルデザイン<4764>(JQS)は地方創生事業での提携が好感されてストップ高。

 本日は2銘柄が新規上場となり、エイトレッド<3969>(東マ・売買単位100株)は14時23分に気配値のまま上げる場合の本日上限になる4210円(公開価格1800円の2.3倍)で初値がつき、その後4910円まで上げ、終値も4910円で高値引け。また、フォーライフ<3477>(東マ・売買単位100株)は10時3分に公開価格2280円を67%上回る3000円で初値がつき、高値は前場の3680円、終値は2940円。

 東証1部の出来高概算は18億7138万株(前引けは9億3311万株)、売買代金は2兆1590億円(同1兆49億円)。1部上場2001銘柄のうち、値上がり銘柄数は852(同705)銘柄、値下がり銘柄数は990(同1156)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は16業種(前引けは12業種)となり、値上がり率上位の業種は、金属製品、鉱業、繊維製品、石油・石炭、ガラス・土石、ゴム製品、非鉄金属、化学、情報・通信、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る