【株式市場】好業績株など強く日経平均は朝安のあと強調転換し新規上場銘柄は買い気配

株式

◆日経平均の前引けは1万9451円87銭(55円23銭高)、TOPIXは1541.81ポイント(3.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は8億7134万株

■27日新規上場のティビィシィ・スキヤツトは公開価格の70%高

チャート5 27日(火)前場の東京株式市場は、海外での円高基調を受けてトヨタ自動車<7203>(東1)などが安く始まり、日経平均も取引開始後に44円58銭安(1万9352円06銭)まで軟化する場面があった。しかし、その後は大手銀行株や大手商社株などが強く、日経平均は11時にかけて81円94銭高(1万9478円58銭)まで上げ、前引けも55円23銭高(1万9451円87銭)となった。主な株価指数はそろって高い。

 大阪有機化学工業<4187>(東1)が26日に発表した11月決算の見通しの増額修正などを好感して活況高となり、ヤーマン<6630>(東1)は最高益の見込みなどの好業績期待相場が再燃とされて上場来の高値。12月16日上場のシンシア<7782>(東マ)も業績好調で師走相場に乗りやすいと高値更新。スパンクリートコーポレーション<5277>(JQS)は東京五輪に向けた需要や超低PBRなどが言われて急反発。

 27日新規上場となったティビィシィ・スキヤツト<3974>(JQS・売買単位100株)は美容サロン向けの管理システム「Sacla」(サクラ)などを提供するほか、介護サービス事業などをグループ展開。公開価格は1400円。前場は買い気配のまま初値がつかず、公開価格を70%上回る2380円の買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は8億7134万株、売買代金は8554億円。1部上場2006銘柄のうち、値上がり銘柄数は1095銘柄、値下がり銘柄数は742銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は15業種となり銀行、その他金融、医

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