日立工機がKKRによる買収観測を受け買い気配を上げる

株式市場 銘柄

■筆頭株主の日立製作所「当該会社の譲渡も含め様々な検討」

 日立工機<6581>(東1・売買単位100株)は28日、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による買収報道を受けて売買停止となり、朝9時18分に売買再開。買い気配をセリ上げて9時25分にかけては1373円(120円高)の買い気配となっている。本日のストップ高は300円高の1553円になる。

 「米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は日立製作所子会社で東証1部上場の日立工機を買収する。買収額は1500億円を超える見通しで、日立製作所と最終調整に入った」(日本経済新聞12月28日付朝刊)。

 これに対し、筆頭株主の日立製作所<6501>(東1)は28日朝の東証IR開示を通じ、「当該会社の譲渡も含め、事業強化に向けて様々な検討は行っていますが、現時点で決定した事実はありません。開示すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせします」などと発表した。

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