【銘柄フラッシュ】サダマツなど急伸し上場間もないシンシア、MS-Japanは高値更新
- 2016/12/28 16:42
- 株式投資ニュース
28日は、東証1部の値上がり率1位が日立工機<6581>(東1)となり、米投資ファンドのKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)による買収観測を受けて16.2%高と急伸し、連想が働いたとされて日立国際電気<6756>(東1)も4.9%高となり年初来の高値を連日更新。2位はオルトプラス<3672>(東1)となり、グリー<3632>(東1)向けゲーム開発が多くグリーとソニー<6758>(東1)グループ企業との協業が引き続き材料視されてストップ高の15.6%高。3位は池上通信機<6771>(東1)の8.6%高となり1月に値上がりする傾向のある銘柄のひとつとされて戻り高値を更新。
インフォメーション・ディベロプメント<4709>(東1)は標的型攻撃メール対策などの拡大が期待され8.5%高となり株式分割など調整後の上場来高値を更新。タカラバイオ<4974>(東1)は野村證券による投資判断引き上げや「腫瘍溶解性ウイルスHF10」への期待が言われて7.8%高。神戸物産<3038>(東1)は27日発表の月次動向などが好感されて8.2%高となり年初来の高値。タカキュー<8166>(東1)は13時の四半期決算発表が好感されて3.1%高と年初来の高値。
シャープ<6753>(東2)は10~12月期の最終損益が黒字との観測報道などが好感され、また、再建銘柄好きの資金が東芝<6502>(東1)からシフトとの見方も言われて9.7%高と年初来の高値を更新。マーキュリアインベストメント<7190>(東2)は12月末の株式分割を実質的に27日の権利付最終日で通過し、10月の上場から軽快に上値を追っているため新たな投資家の流入が見込めるとされて17.9%高と高値更新。
12月16日上場のシンシア<7782>(東マ)は好業績や値幅妙味が言われて18.9%高となり高値を連日更新。15日上場のMS-Japan<6539>(東マ)も18.5%高となり高値を更新。
サダマツ<2736>(JQS)は眼鏡事業を譲渡して経営資源を主力の宝飾事業に集中する方針への期待などが言われ36.1%高。アイフリークモバイル<3845>(JQS)は中国最大級の映像・VR会社との提携事業で最新のVR・映像コンテンツを来年1月に「ウェアラブルEXPO」で公開とされて26.5%高となり連日急伸。AKIBAホールディングス<6840>(JQS)は化学技術計算システムなどのHPC社の買収が好感されて17.7%高の急伸となった。