ゼンリンが自動運転技術への関連や目標株価など好感し半年ぶりの高値

株式市場 銘柄

■日本独自の地球測位システム構想に着目して期待する様子も

 地図情報などのゼンリン<9474>(東1・売買単位100株)は5日の後場寄り後に一段高となり、13時を過ぎて16%高の2475円(356円高)まで上げて約6ヵ月ぶりに2400円台を回復した。クルマの自動運転に関連するなど材料性に富む銘柄で、ドイツ証券が前週後半に目標株価を1900円から2100円に引き上げたことが引き続き材料視されているほか、年末年始に政府が日本独自の地球測位システムの実現方針を示したと伝えられたことなどが期待要因との見方もある。

 業績は2014年3月期を底に回復基調を強める見込みで、株価は16年6月に2800円台まで上げたことがあるため、決算発表に向けてこの高値に迫る場面があっても不自然ではないとの見方が出ている。

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