【業績でみる株価】ウッドフレンズはストップ高、計画超の大幅増益と自己株式取得を発表

 名古屋地盤に分譲住宅事業を展開するウッドフレンズ<8886>(JQ)は6日、400円高の2095円とストップ高した。1月5日発表した17年5月期第2四半期累計の連結業績は計画超の大幅増益だった。自己株式取得も発表した。株価は安値圏モミ合いから上放れて戻りを試す展開が期待される。

 17年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.2%増の142億03百万円、営業利益が同2.5倍の5億60百万円、経常利益が同3.9倍の4億34百万円、純利益が同6.0倍の2億74百万円だった。

 計画に対して売上高は97百万円下回ったが、営業利益は3億30百万円、経常利益は3億24百万円、純利益は2億54百万円、それぞれ上回り大幅増益だった。事業工期短縮やコストダウン活動の成果に加えて、子会社フォレストノートの建設資材事業の収益改善も寄与した。

 通期の連結業績予想は据え置いて売上高が前期比12.5%増の316億50百万円、営業利益が同25.0%増の8億30百万円、経常利益が同27.9%増の5億60百万円、純利益が同41.3%増の3億25百万円としている。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。

 なお自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限3万株(自己株式除く発行済株式総数に対する割合2.04%)、取得価額総額の上限60百万円、取得期間17年1月6日~17年5月31日としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る