【銘柄フラッシュ】アイレックスなど急伸し「トランプリスク」小さいソフトバンクGなどが賑わう
- 2017/1/6 17:01
- 株式投資ニュース
6日は、米次期大統領トランプ氏がTwitter(ツイッター)の書き込みでトヨタ自動車<7203>(東1)のメキシコ新工場計画を非難し、「アメリカ国内で生産しなければ、高い関税を払うよう強く求め、日本の自動車メーカーにも批判の矛先を向けた」(NHKニュースWeb1月6日4時15分)と伝えられ、トヨタ自動車が1.7%安、日産自動車<7201>(東1)は2.2%安など、自動車株、自部品株などが軟調となった。
半面、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は孫社長がいち早くトランプ氏と面会済みのため「トランプリスク」の風圧の小さい銘柄と位置づけられて高値更新の2.6%高。クスリのアオキ<3549>(東1)はトランプ氏とほとんど無関係とされて5.4%高。
東証1部の値上がり率1位はサイバーコム<3852>(東1)となり、「5G」(第5世代の移動通信システム)の通信網整備に中国が3000億元(5兆円)の巨額投資との報道が材料視されてストップ高の16.8%高。2位は日本エム・ディ・エム<7600>(東1)となり、輸入商社で米国に製造子会社を持つため「トランプリスク」の小さい銘柄とされて10.6%高の急伸。3位はエスクローエージェント<6093>(東1)の10.5%高となり13時に四半期決算を発表してから急伸し昨年来の高値を更新。
アルチザネットワークス<6778>(東2)は「5G」(第5世代の移動通信システム)の通信網整備報道が好感されてストップ高の15.7%高。ASTI<6899>(東2)はIoT(モノのインターネット化)や自動運転技術に関連すると見直される様子で11.3%高となり昨年来の高値。ラクト・ジャパン<3139>(東2)は5日の業績予想の増額が好感され6.9%高となり2015年8月に上場して以来の高値を更新。
サイジニア<6031>(東マ)はAI(人工知能)への取り組みなどが言われて19.6%高の大幅続伸。リミックスポイント<3825>(東マ)はグループ企業による仮想通貨取引システムなどが好感されて17.6%高の急伸。メディア工房<3815>(東マ)は「auスマートパス」にゲームアプリをリリースとの発表などが好感されて6.8%高。
アイレックス<6944>(JQS)は「5G」(第5世代の移動通信システム)の通信網整備報道が好感されてストップ高の25.9%高。ウッドフレンズ<8886>(JQS)は5日発表の自社株買いと業績見通しの増額が好感されてストップ高の23.6%高。アルトナー<2163>(JQS)は1月末の株式2分割など好感しストップ高の21.9%高となった。