【銘柄フラッシュ】野崎印刷や光村印刷が新「元号」の思惑で急伸しトランプ氏を念頭にソフトバンクGも高い
- 2017/1/10 17:10
- 株式投資ニュース
10日は、ソフトバンクグループ<9984>(東1)が0.7%高程度だが米トランプ氏から非難を受けない銘柄として5日続伸となり昨年来の高値を連日更新。富士通ゼネラル<6755>(東1)は売上高の7割近くが海外で米空調大手と提携すること、SMBC日興証券が目標株価を2600円から3200円に引き上げたとされて2000年以降の高値を更新の4.1%高。
東証1部の値上がり率1位は光村印刷<7916>(東1)の17.9%高となり、政府が「元号」変更に関する検討をはじめたとの報道を受けて特需への連想が働いたとされ昨年来の高値。2位はディー・エル・イー<3686>(東1)となり、引き続き「東京ガールズコレクション」を1月12日にインドネシアで開催することなどが言われて9.7%高。3位はイー・ガーディアン<6050>(東1)の9.0%高となりAI(人工知能)関連株人気とされて3ヵ月ぶりに昨年来の高値。
ブレインパッド<3655>(東1)は小型無人飛行体ドローンによる空撮画像処理などを手がけ、前週末に京都大学で飛行中のドローンが周辺の地形から現在位置や高度を把握する技術を開発したと伝えられ連想が波及との見方。アイ・オー・データ機器<6916>(東1)は好財務でPBRなど割安とされて6.5%高。福井コンピュータホールディングス<9790>(東1)は北陸新幹線の延伸工事で恩恵との見方があり5.5%高。
野崎印刷紙業<7919>(東2)はストップ高の32.9%高となり、写真製版の光陽社<7946>(東2)もストップ高の30.9%高。政府が「新元号」を検討との一部報道が材料視。東京インキ<4635>(東2)も5.1%高だが高値更新。
リミックスポイント<3825>(東マ)は仮想通貨システムなどが材料視されてストップ高の28.7%高。エムビーエス<1401>(東マ)は6日の取引終了後に業績予想の上方修正を発表し、すでに4日頃から動意を強めていたが連日上値を追いストップ高の17.5%高。
アイレックス<6944>(JQS)は引き続き中国政府の次世代無線規格「5G」への大型投資などが材料視されて大幅高を継続し24.7%高。スリー・ディー・マトリックス<7777>(JQS)は6日付で今4月期・第2四半期決算説明会の動画を公開し見直されたとされてストップ高の14.4%高となった。