【株式市場】好決算銘柄など強く円安基調も追い風に日経平均は一時164円高と反発

株式

◆日経平均の終値は1万9287円28銭(152円58銭高)、TOPIXは1544.89ポイント(9.48ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億2万株

チャート15 13日後場の東京株式市場は、昼頃から円安基調が強まったためキヤノン<7751>(東1)などが一段水準を上げて始まり、日経平均も取引開始後に前場の高値を抜き164円66銭高(1万9299円36銭)まで上げた。その後は、中国共産党の機関紙が13日付で米国の南シナ海での動向によっては「大規模な戦争を行う覚悟が必要だと警告した」(北京13日ロイター通信)と伝えたことや週末特有の手仕舞いがあったようで、日経平均は一進一退となったが前日比で反発した。前場軟調だった東証2部指数、日経JASDAQ平均も小高くなった。

 後場は、ファナック<6954>(東1)がゴールドマン・サックス証券による目標株価の引き上げなどを好感して一段ジリ高基調を続け、日本電子<6951>(東1)は次世代半導体への取り組みへの期待などが言われて一段ジリ高。グローバルダイニング<7625>(東2)は2月上旬発表の12月決算に期待が強いようで一段ジリ高。アスカネット<2438>(東マ)は引き続き空中結像技術がBMWの近未来車に使われたとの発表が好感されて2日連続ストップ高。スーパーバリュー<3094>(JQS)は正午発表の四半期決算や増配、株式分割が好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算はオプションSQ算出日の割に増えず16億2万株(前引けは8億1700万株)、売買代金は2兆2567億円(同1兆1190億)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は1211(同996)銘柄、値下がり銘柄数は613(同823)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし(前引けは24業種が値上がり)、値上がり率上位の業種は、小売り、パルプ・紙、電力・ガス、精密機器、石油・石炭、ゴム製品、その他金融、情報・通信、繊維製品、ガラス・土石などだった。

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