日本エンタープライズの第2四半期の営業・経常利益は3ケタ増の大幅増益

■コンテンツサービス、ソリューション事業共に大幅増益

 日本エンタープライズ<4829>(東1)の第2四半期の営業・経常利益は3ケタ増の大幅増益となった。

 17年5月期第2四半期連結業績は、売上高24億94百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益1億66百万円(同279.7%増)、経常利益1億85百万円(同250.1%増)、純利益70百万円(同2.0%増)であった。

 同社業績に影響を与えるモバイルコンテンツの環境は、iPhoneやAndroid端末等のスマートフォンの普及が一般化し、世帯あたりの普及率が67.4%まで成長している。また、モ バイルコンテンツ市場は1兆5,632億円、モバイルコマース市場は2兆8,596億円まで成長している状況にあり、今後も同環境は大きく発展していくことが予想されている。

 そのような状況の中で、同社のセグメント別の事業は、コンテンツサービス事業の売上高は9億44百万円(同17.8%減)、セグメント利益は3億81百万円(同35.1%増)となった。

 もう一方のソリューション事業の売上高は15億49百万円(同10.7%増)、セグメント利益は53百万円(同29.3%増)であった。

 17年5月期通期連結業績予想は、売上高53億円(前期比4.2%減)、営業利益3億30百万円(同50.2%増)、経常利益3億50百万円(同38.6%増)、純利益1億35百万円(同58.7%減)を見込む。

 営業利益、経常利益は大幅増益だが、最終利益は大幅減益を見込むのは、前期は有価証券売却益などの特別利益2億90百万円を計上した影響による。

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