【銘柄フラッシュ】カネヨウなど急伸しトランプ関連銘柄はコマツなど一服模様
- 2017/1/27 19:27
- 株式投資ニュース
27日は、ソフトバンクグループ<9984>(東1)が「親・トランプ銘柄」と位置づけられて朝方にほぼ3年ぶりの9000円台回復となったが、前引けはこの大台を保てず、大引けも乗れずに0.2%高。NYダウの2万ドル大台乗せにより、目先は目標達成感が出てくるのではと警戒する雰囲気があった。トランプ関連銘柄の中では、コマツ<6301>(東1)が1.2%安の小反落、ヤマシンフィルタ<8240>(東1)は後場に値を消して一時マイナス転換する場面があり、大引けは1.6%高。
東証1部の値上がり率1位は東洋機械金属<6210>(東1)となり、26日発表の第3四半期決算などが好感されて11.6%高。2位はVOYAGEGROUP(ボヤージュグループ)<3688>(東1)となり、25日に発表した四半期決算が好感されて昨日のストップ高に続き大幅続伸の11.4%高。3位はチノー<6850>(東1)となり、一時1ドル115円に入る円安や3月の展示会に燃料電池車に不可欠なSOFCスタック可視化装置などを出展とされて10.2%高。
東芝<6502>(東1)は正午に「メモリ事業の分社化方針の決定について」を発表し、後場は堅調に転換して0.5%高。デクセリアルズ<4980>(東1)は今3月期の業績見通しを大幅に増額修正し5.4%高。ジャパンフーズ<2599>(東1)は13時に第3四半期決算と業績予想の増額を発表し2.0%高と昨年来の高値を更新。
カネヨウ<3209>(東2)は26日の薄暮に四半期決算と業績予想の大幅増額を発表し朝から買い気配のままストップ高は39.0%高に張り付き大引けに配分商い。アオイ電子<6832>(東2)は13時に発表の四半期決算が好感されて12.6%高となり高値更新。
リアルコム<3856>(東マ)は27日が第三者割当増資の払込日のため、いわゆるファイナンス明け相場に期待とされて14.9%高。スタジオアタオ<3550>(東マ)は業績好調で今季の旧正月連休に期待とされ16年12月上場後の値動きも良好とされて12.4%高。キャリア<6198>(東マ)は株式2分割の発表などが好感されて7.6%高。
NJホールディングス<9421>(JQS)はグループ会社企画制作のスマホ向けゲームがセガグループから配信開始とされて大きく出直り18.5%高。メガネスーパー<3318>(JQS)は「17年春には眼鏡型ウエアラブル端末発売」と四季報にあることなどが言われて14.9%高。IMV<7760>(JQS)は低PERや業績堅調が言われて9.9%高と戻り高値を更新した。