トーソーは第3四半期V字急回復の大幅増益となり昨年来の高値圏で強い

株式市場 銘柄

■3月通期も76%増益などの見込みで割安感が見直される

 インテリア製品などのトーソー<5956>(東2)は1日、取引開始後に515円(3円高)まで上げて続伸基調の始まりとなった。31日の13時過ぎに第3四半期決算(2016年4~12月・連結)を発表し、営業利益が前年同期の2.3倍、純利益は同じく3.6倍のV字急回復となったことなどが好感されている。31日は発表後に525円高まで急伸して昨年来の高値に進んだ。

 4~12月は、発売50周年を迎えた機能性カーテンレール「エリート」のほか、ロールスクリーンやバーチカルブラインドに新シリーズを発売するなどで積極的な営業活動を展開。営業利益は5.4億円(前年同期の2.3倍)となり、前年同期の2.3億円(前同期間比29.8%減)を埋め戻して大幅増益となった。3月通期の業績予想は据え置き、営業利益は前期比52%増の9.0億円、純利益は同76%増の5.5億円、1株利益は52円35銭を見込む。株価はまだPER9倍台にすぎない上、PBRも0.5倍台のため、あらためて割安感が見直されている。

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