アイティメディアは業績予想を減額しても下げず自社株買いを好感して大きく出直る

株式市場 銘柄

■外資系の一部顧客から広告出稿落ち込んだが第4四半期は回復基調

 アイティメディア<2148>(東マ)は2日、2日続伸基調となって大きく出直り、10時を過ぎては8%高の625円(45円高)前後となっている。1月31日の取引終了後に第3四半期決算(2016年4~12月、国際会計基準)を発表し、3月通期の見通しの減額修正と自己株式の取得(自社株買い)も発表。翌1日の株価は20円高の580円となったため、業績見通しの減額による警戒感は後退した形になっている。

 3月通期の業績見通しは、売上高を従来予想比3%引き下げて44.5億円の見込み(前期比では1.7%の増加)とし、営業利益は同じく13%引き下げて7.0億円の見込み(同14.5%減)、1株利益は24円06銭の見込みとした。また、自社株買いは、取得上限株数が50万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.5%)、取得価額の総額3億円、取得期間は2017年2月1日から17年3月31日まで。「顧客の組織再編や急激な円高等を背景とした一部の外資系大手顧客からの広告出稿の落ち込みの影響を受けたが、第4四半期連結会計期間は回復基調で推移しているとした。

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