第一生命HDは長期金利の上昇などが材料視されて昨年来の高値
- 2017/2/3 13:13
- 株式投資ニュース
■指標国債利回りが約1年ぶりに0.15%となり運用環境の好転など期待
第一生命ホールディングス<8750>(東1)は3日の後場寄り後に2130円(60円高)をつけ、前場に続いて約1週間ぶりに昨年来の高値を更新している。債券市場でこのところ国債の利回りが上昇し、長期金利の指標になる10年国債の利回りが3日前場、約1年ぶりに0.15%に乗ったと伝えられ、資金運用環境の好転などに期待する動きが広がった。
長期金利の上昇については、米トランプ大統領が円ドル相場などに関連して日本や中国を非難したことが発端とされている。日銀は2016年9月以降、それまでの量的緩和に加えて長期金利の誘導目標を導入し、長期金利の水準をゼロ%程度に保つ金融政策が行われている。