ソラストの3月期第3四半期は介護・保育事業などが増益し、8.9%営業増益で着地

■介護事業は、M&Aによる事業所数の増加も売上増に

 ソラスト<6197>(東1)は7日、17年3月期第3四半期連結累計業績を発表した。

 売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移し、前年同期比3.2%増の486億91百万円となった。営業利益は、介護・保育事業及び医療関連受託事業の増益により増加し、同8.9%増の26億91百万円、経常利益は同7.2%増の26億49百万円、四半期純利益は同14.5%増の17億22百万円と増収増益で着地した。

 各事業を見ると、医療関連受託事業では、売上高は、379億35百万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は35億56百万円(同0.3%増)。医療機関からの新規契約の受注、既存顧客との取引拡大、2016年9月に実施された労働者派遣法の改正に伴う派遣売上の増加等が寄与した。

 介護・保育事業では、売上高は101億92百万円(同6.2%増)、営業利益は6億99百万円(同37.1%増)。介護事業は、訪問介護等の在宅系サービス、グループホーム(認知症対応型共同生活介護)や有料老人ホーム等の施設系サービスの両方で利用者数が増加した。また、M&Aによる事業所数の増加も売上増に寄与した。保育事業については、園児数の増加や自治体からの補助金収入により増収となった。

 17年3月期業績見通しは、前回発表(6月29日)を据え置き、売上高は前期比5.3%増の663億91百万円、営業利益は同8.7%増の36億円、経常利益は同6.0%増の35億8百万円、純利益は同16.0%増の23億13百万円としている。

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