三井金属が昨年来高値に顔合わせ、業績見通しの増額など好感

株式市場 銘柄

■3月通期の営業利益は従来予想を39%引き上げる

 三井金属<5706>(東1)は14日、急伸の始まりとなり、取引開始後に14%高の374円(46円高)をつけて年初来の高値を更新。2015年6月につけた昨年来の高値に顔合わせした。13日に発表した第3四半期の連結決算(2016年4~12月)が前年同期比で営業利益3.2倍となるなど好調で、3月通期の業績見通しを全体に増額修正し好感されている。

 3月通期の連結業績見通しは、営業利益を従来予想比39%増額して320億円の見込み(前期比では2.9倍)とし、純利益は同じく2.6倍増額して130億円の見込み(前期は209億円の赤字)とした。増額後の予想1株利益は22.76円。株価はPER16倍になるため割高感は大きく後退した形。信用売り残が高水準な中で株価が上値を追う展開のため、買い戻しが出始めれば株高助長効果は小さくないとの見方が出ている。(HC)

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