【株式市場】トランプ大統領の対北朝鮮発言やフリン補佐官の辞任が伝わり日経平均は大幅反落

株式

◆日経平均の終値は1万9238円98銭(220円17銭安)、TOPIXは1539.12ポイント(15.08ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億466万株

チャート9 14日後場の東京株式市場は、北朝鮮のミサイル発射について米トランプ大統領が「より強力に対処」と語ったと伝わり、続いてフリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が13日夜に辞任したと伝わったため不透明感が強まり、株価指数の先物が先行安。日経平均も時間と共に下げ幅を広げ、大引け間際に226円30銭安(1万9232円85銭)まで下押した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言も注目された。マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場寄り後には、東芝<6502>(東1)が本日の四半期決算の発表を延期と伝えられたことも様子見気分を助長した。中で、三井金属<5706>(東1)は好決算に加えて銅の国際市場上昇も言われて一段高。イワキポンプ<6237>(東2)は9日発表の四半期決算を見直す動きとされて急反発。WASHハウス<6537>(東マ)は10日の発表が好感され2日続けて上場来の高値。アミタホールディングス<2195>(JQS)は8日発表の後下げていたが再評価とされて急伸し発表前の水準を上回った。

 東証1部の出来高概算は21億466万株(前引けは9億3911万株)、売買代金は2兆4041億円(同1兆855億円)。1部上場2001銘柄のうち、値上がり銘柄数は676(同1102)銘柄、値下がり銘柄数は1191(同749)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは17業種)となり、値上がりした業種は、ゴム製品、非鉄金属、パルプ・紙、電力・ガス、海運、倉庫・運輸、のみだった。

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