【株式市場】円安強まり好決算株も強く日経平均は一時407円高

◆日経平均の終値は1万7678円74銭(342円89銭高)、TOPIXは1417.00ポイント(24.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億2707万株

チャート15 4日後場の東京株式市場は、円安基調が強まった上、昨日乱高下の国債先物が2カ月ぶりの安値水準と伝えられたため株式への資金シフト期待が聞かれ、大手銀行株や鉄鋼、不動産・倉庫なども高く、日経平均は後場寄り後に一段高の407円26銭高(1万7743円11銭)まで上げる場面があった。

 13時に第3四半期決算を発表した三菱商事<8058>(東1)JXホールディングス<5020>(東1)、14時に発表した東京海上ホールディングス<8766>(東1)などが急動意となって上値を追い、大引け後に発表が予定されたソニー<6758>(東1)なども高い。また、ミクシィ<2121>(東マ)が所属市場の売買代金トップの続伸となり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)が好決算だったため同じような好決算の期待があった。イナリサーチ<2176>(JQS)は核酸医薬品の開発試験の受託発表を期待材料にストップ高。

 東証1部の出来高概算は27億2707万株(前引けは13億7795万株)、売買代金は2兆8072億円(同1兆3226億円)。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は1542(同1599)銘柄、値下がり銘柄数は250(同201)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がり業種は31業種(前引けは32業種)となり、値上がり率上位の業種は、保険、その他金融、倉庫・運輸、鉄鋼、卸売り、銀行、鉱業、金属製品、輸送用機器、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る