【株式市場】及び腰で売りが出やすく日経平均は反落するが好業績株や新規上場銘柄は強い

株式

◆日経平均の終値は1万9347円53銭(90円45銭安)、TOPIXは1551.07ポイント(2.62ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億2794万株

チャート9 16日後場の東京株式市場は、ANAホールディングス<9202>(東1)が「重要な経営課題について午後3時に会見」と一部で伝えられただけで一時7%安まで下押すなど、逃げ腰姿勢の強い雰囲気があり、日経平均は130円安から80円安(1万9300円から1万9350円)の間で小動きを続けた。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、東京海上ホールディングス<8766>(東1)が14日発表の四半期決算を好感して一段ジリ高となり、富士紡ホールディングス<3104>(東1)が花粉症関連株の中でも第3四半期業績の好調な銘柄と注目されて一段ジリ高となり、FDK<6955>(東2)は高性能のニッケル水素蓄電池開発が好感されてストップ高。サンコーテクノ<3435>(東2)カナミックネットワーク<3939>(東マ)は四半期好決算などが好感されて年初来の高値。ミズホメディー<4595>(JQS)は上場来の高値を更新。

 本日上場の日宣<6543>(JQS・売買単位100株)は後場、12時53分に公開価格1600円を88%上回る3000円で売買が成立し初値がついた。その後は3030円まで上げ、終値は2706円となった。

 東証1部の出来高概算は20億2794万株(前引けは10億883万株)、売買代金は2兆2549億円(同1兆1517億円)。1部上場2001銘柄のうち、値上がり銘柄数は774(同674)銘柄、値下がり銘柄数は1045(同1172)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がりした業種は、保険、石油・石炭、ゴム製品、その他製品、食料品、金属製品、繊維製品、銀行、不動産、などだった。(HC)

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