【注目銘柄】大和コンピューターはモミ合い上放れ期待、17年7月期第2四半期累計連結業績予想を増額修正

注目銘柄

 大和コンピューター<3816>(JQ)は23日、163円高(12.98%高)の1418円まで上げて急伸している。基幹系業務ソフトの2次受け開発会社である。2月22日、17年7月期第2四半期累計連結業績予想の増額修正を発表した。通期予想の上振れにも期待が高まる。株価はモミ合い展開だが、増額修正を評価して上放れの展開が期待される。

 17年7月期第四半期累計(8~1月)連結業績予想について、売上高は60百万円増額して前年同期比0.7%増の11億22百万円、営業利益は47百万円増額して同19.2%減の1億48百万円、経常利益は53百万円増額して同15.7%減の1億56百万円、純利益は35百万円増額して同12.5%減の1億05百万円とした。

 サービスインテグレーション事業関連の受注が好調のため、売上高、利益とも計画を上回り、減益幅が縮小する見込みだ。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比1.1%増の22億60百万円、営業利益が同1.8%増の2億90百万円、経常利益が同1.4%増の2億95百万円、純利益が同15.4%増の2億円としている。不透明感が強いとして通期予想を据え置いたが、第2四半期累計が計画を大幅に上回ったことを考慮すれば、通期予想の上振れにも期待が高まる。

 株価は1100円~1200円近辺でモミ合う展開だが、2月21日に1389円まで上げる場面があり、23日は163円高(12.98%高)の1418円まで上げて急伸している。動意の気配を見せている。増額修正を評価して上放れの展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る