【株式市場】主力株の上値が微妙に重く日経平均は一時117円安となるが新規上場銘柄は好発進

株式

◆日経平均の前引けは1万9312円07銭(67円80銭安)、TOPIXは1551.63ポイント(5.46ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億4312万株

チャート5 23日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの9日連続最高値などは好感されたが、トヨタ自動車<7203>(東1)が朝から軟調に推移するなど、主力株の上値が微妙に重く、日経平均は10時頃に117円24銭安(1万9262円63銭)まで軟化した。前引けも67円80銭安(1万9312円07銭)となった。一方、東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は小高い。

 ヤマトホールディングス<9064>(東1)が宅配便の荷受け限界や値上げ要請の方針などの報道を材料に大きく出直り、つれて岡山県貨物運送<9063>(東2)など他の運輸銘柄も上伸。空運株も高い。日本スキー場開発<6040>(東マ)は「2017冬季アジア札幌大会」が刺激になるとされて出直りを継続。

 新規上場となったレノバ<9519>(東マ・売買単位100株)は大規模太陽光発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギー開発、運営などを行い、公開価格は750円。買い気配で始まり、10時36分に公開価格750円の50%高の1125円で初値がついた。高値は1425円、前引けは1415円。

 東証1部の出来高概算は10億4312万株、売買代金は9703億円。1部上場2002銘柄のうち、値上がり銘柄数は764銘柄、値下がり銘柄数は1064銘柄となった。

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