バリューデザインは中国で「WeChat」対応のプリペイドサービスをリリース

■中国最大のSNSサービスと連携し、モバイルプリペイドの拡販を本格推進

 バリューデザイン<3960>(東マ)は、モバイル・インターネットサービスを手掛けるネオス<3627>と共同で、メッセージングアプリ「WeChat」と連携したモバイルプリペイドカードのサービスを開発した。同サービスは上海JR九州フードサービス(中国上海市)が上海市内で展開する「赤坂うまや」に提供を開始している。

 スマートフォンメッセージングアプリ「WeChat」は中国版LINEとも言われ、登録アカウント数が11億人を超え、既に日常的な決済ツールとしても浸透している。上海を中心に中国でのプリペイドサービス事業を展開するバリューデザインでは、今後の事業拡大に向けて「WeChat」と「バリューカードASPサービス」の連携を実現するために、ネオスとのサービス開発を進めてきた。

 ネオスの「WeChat」(微信)プラットフォームソリューションは、「WeChat」上でモバイルプリペイドカードを発行できる他、すでに店舗で配布されているプラスチックカードをモバイル化することも可能である。また、プリペイドカード機能に加え、ポイント機能の提供や「WeChat Payment(微信支付)」などを利用したオンラインチャージも行うことができる。

 また、導入企業は「WeChat」の公衆号(情報発信などに使用できる公式アカウント)を利用し、ユーザーに情報を配信することやクーポンの配布などを行うことができ、加えて、「WeChat」上にEC(オンラインショップ)を開設できることから、総合的なO2Oプラットフォームとして、活用することができる。

 バリューデザインは2013年から上海を中心に中国でのプリペイドサービス事業の展開を進めており、現在20社以上の契約社数にあるが、既に中国でのスマートフォン決済インフラとなっている「WeChat」との連携が実現されたことで、今後の事業展開を加速するとしている。

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