アルファCoが約9年ぶりの高値、ヤマト運輸の宅配ロッカーを材料視

株式市場 銘柄

■2016年に小田急線新宿駅(東京都)で試験運用の実績あり連想働く

 コインロッカーなどのアルファCo(アルファコーポレーション)<3434>(東1)は2日、後場一段高となっって20%高の1650円(278円高)まで上げ、2008年以来約9年ぶりの高値に進んだ。

 日本で初めてコインロッカーを製造販売。グループ会社アルファロッカーシステムがインターネットで注文した商品(化粧品等)をコインロッカーで受け取れるように機能を追加した製品を2016年11月に小田急電鉄<9007>(東1)の小田急線新宿駅(東京都)で試験運用した実績があり、ヤマトホールディングス<9064>(東1)のヤマト運輸が「仕事帰りなどに荷物を受け取れる宅配ロッカーを2022年までに駅や商業施設など全国の5000カ所に設置する計画」(日本経済新聞2日付朝刊)と伝えられ、連想買いが広がったようだ。

 株価は急伸したが、1株純資産との比較ではPBR0.6倍台のため1株純資産に比べて大きく下回っており、割安感が強いといえる。(HC)

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