京写が遂に昨年来の高値を更新、業績拡大などへの期待が強い

株式市場 銘柄

■下期に入り新分野の受注などが本格化

 プリント配線板の世界的大手・京写(きょうしゃ)<6837>(JQS)は3日の後場14時過ぎに7%高の385円(24円高)まで上げて一段高となり、2016年1月につけた昨年来の高値365円を遂に更新した。1月下旬に発表した第3四半期決算が堅調で、引き続き業績拡大などへの期待が強い展開となっている。

 第3四半期の連結決算(2016年4~12月)は営業利益が前年同期比4%増加し、経常利益は同じく7%増加した。パーゼンテージは小さいが、車載関連機器向けの拡大が続き、IoT(身の回りの機器のインターネット化)向けの立ち上がりも強まり、映像機器関連向けは上向いてきたとし、「上期は思わしくなかったが、夏以降は海外での受注改善効果などによりかなり復調し、3Qだけ(10~12月)をみれば過去最高に近い出来になった」(会社側)という。(HC)

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