明治機械が約46年ぶりの復配を好感し昨年来の高値を更新

株式市場 銘柄

■昭和46年から無配だったが今3月期末に2円の配当を行うと発表

 明治機械<6334>(東2)は7日、急伸の始まりとなり、取引開始後に14%高の240円(29円高)をつけて約1カ月ぶりに昨年来の高値を更新した。7日の取引開始前に「剰余金の配当(復配)に関するお知らせ」を発表。今期・2017年3月期末に2円の配当を行うとし約46年ぶりの復配になることが好感されている。

 発表によると、「誠に遺憾ながら昭和46年9月期より長年にわたり無配を継続」してきたが、「黒字定着のための体質改善策が推進され、これに加え、太陽光などの新規事業の拡大により、昨年度は黒字に転換し、今年度はさらに増収、増益が見込まれる。このことから、当社の業績の安定と財務体質の改善が図られ、復配の目途がついたものと判断し、1株当たり2円の期末配当を実施することとした」。

 高値更新後は9時30分にかけて売買交錯に転じているが、このところは傾向的なジリ高基調の中で時々急伸する相場が続いており、PERはまだ10倍未満のため割安との見方がある。

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