松田産業 第2四半期は増収減益

■食品関連は好調であったが、貴金属関連が低迷

 松田産業<7456>(東1)の今期15年3月期第2四半期連結業績は、食品関連事業が好調であったものの貴金属関連事業が低迷したことで、増収減益となった。

 第2四半期連結業績は、売上高876億23百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益20億10百万円(同16.6%減)、経常利益23億16百万円(同13.1%減)、純利益15億60百万円(同10.1%減)と増収減益。

 同社は、貴金属関連事業、食品関連事業の2事業を展開している。

 貴金属関連事業の貴金属部門では、主力顧客である半導体・電子部品業界の生産状況の回復が続き、貴金属製品の販売量は前年同四半期を上回った。また、電子材料等の販売量が下回り、一部貴金属相場の下落もあり全体としての売上高は減収となった。環境部門では、対象業界の生産活動が緩やかな回復基調にあり、同社グループの取扱量も増加で推移したが、写真感材回収の銀価格の下落もあり、売上高は前年同四半期に比べ減少した。その結果、貴金属関連事業の売上高は612億23百万円(同1.2%減)、営業利益14億28百万円(同31.7%減)と減収減益。

 食品関連事業は、水産品、畜産品及び農産品の販売数量が増加し、価格の上昇もあり、売上高は増加しました。その結果、売上高は264億34百万円(同20.6%増)、営業利益5億81百万円(同82.7%増)と大幅増収増益となった。

 通期業績予想については、売上高1700億円(前期比2.8%増)、営業利益47億円(同4.4%増)、経常利益50億円(同2.2%増)、純利益32億70百万円(同2.4%増)と増収増益を見込む。

>>松田産業のMedia-IR企業情報

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る